長征シリーズのロケットによる200回目の打ち上げを記念し開かれた、革新と発展をテーマとする座談会で発表された情報によると、中国は現在、未来の宇宙事業の発展の需要を満たすため、超大型ロケットの開発を検討しているという。人民網が伝えた。
長征ロケットの開発を担当する中国航天科技集団の雷凡培董事長(会長)は、「次世代ロケットは2年内に初打ち上げを実現し、中国の未来の宇宙ステーションプロジェクト、北斗衛星測位プロジェクト、嫦娥(月探査機)プロジェクトなど一連の国家重大プロジェクトの順調な実施を支え、中国のロケットの打ち上げ能力・技術水準を世界トップクラスに引き上げる」と述べたほか、未来の有人月面着陸、大規模な宇宙探査任務において、超大型ロケットを発展させる構想を策定したと発表した。
雷董事長は、「超大型ロケットを含む、次世代ロケットの開発と市場投入は、中国の宇宙探査能力を大幅に高める。これは中国の日増しに拡大する宇宙の利益保護、国家安全保障、世界の強国としてのイメージ形成にとって、重要な戦略的意義を持つ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月9日