中国航天科技集団キャリアロケット技術研究院宇宙飛行部の李同玉部長は昨日、新華社のインタビューに応じた際に、「中国のロケットは将来的に、全面的にクリーンエネルギーの使用に切り替える。宇宙事業と経済・社会の発展に伴い、ロケットもアップグレード・モデルチェンジ中だ。中国の次世代ロケットは無毒・無汚染を目指し、来年もしくは再来年に初打ち上げを実現する」と述べた。新華社が伝えた。
中国航天科技集団の雷凡培董事長(会長)は記者に対し、「長征シリーズのロケットは今後、モデルチェンジに取り組むことになる。中国はすでに、長征シリーズの未来の発展を計画している。新型の無毒・無汚染液体酸素燃料と液体水素・液体酸素推進剤により、新型の小・中・大型ロケットを発展させる」と述べた。
雷董事長は、「現役のロケットと比べ、次世代ロケットは大きな技術進展を実現する。このロケットは新型の無毒・無汚染液体酸素燃料と液体水素・液体酸素推進剤を使用するほか、打ち上げ能力も倍増する。新たな無汚染ロケットによる打ち上げは、来年もしくは再来年より開始する。燃料のタイプが異なる2種類のロケットを一定期間に渡り併用し、約15年をかけてクリーンエネルギーへの完全な切り替えを実現する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月9日