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「民間友好大使」全国政治協商委員の潘慶林氏

人民網日本語版 2014年12月04日14:04

▽今号の人物

潘慶林さん。1953年、天津生まれ。1969年、中国海軍入隊。1985年、日本留学。1993年、「世界華商大会」で「海外の優れた華人ビジネスマン」として、香港の実業家・政治家である霍英東氏と並んで表彰される。帰国後、祖国の建設に身を投じ、改革開放の原動力となる海外からの投資を数百億元引き込むなど大きく貢献。2009年、国家より「中国人民友誼貢献賞」を受ける。2012年には、中国と日本の政治・文化の交流への貢献が評価され、日本の「東久邇宮文化褒賞」を受ける。世界的な人脈を持ち、国家元首や政界要人との交流を通じ、中国の特色を持った社会主義の理論と中華民族の偉大な復興実現の理想や信念を伝え、外交の手腕を発揮。海外の華人からは「民間友好大使」と呼ばれる。政治協商会議第10期・第11期・第12期全国委員会委員。

▽取材者の一言

全国政治協商委員で日本に留学したことがあるという潘慶林さんの名は何年も前からうかがっていた。潘慶林さんは積極的に政治に参加し、政治を論じる。政治理論の問題には特に関心が高く、国内外の雑誌にも理論研究の成果を発表している。著書には「私の知る中国新指導部」「『求真務実』から考える中国新指導部の執政理念」「中国改革開放以来の『得』と『失』――科学的発展観を用いた総括」などがある。潘さんは政治家であると同時に、中日両国の間で活躍する「民間友好大使」でもある。日本留学時代のことから話を始めた。

■留学生から「民間友好大使」になるまで

――日本にはいつ留学されましたか。第一印象はいかがでしたか。

留学したのは1985年、中日両国の友好がピークに達していた時でした。両国の指導者たちは、我々は子々孫々にわたって友好を築いていく、二度と戦争があってはならない、と訴えていました。

日本に着いたばかりの時は、ちょっと特殊な感想を持ちました。まず、日本はなんと美しい国なのかと思いました。私が30歳の頃まで、中国では社会主義教育が行われていました。公平無私を理想とし、国家のためにすべてを捧げることを教える教育です。他人を助けることに喜びを見出し、老人を敬い、幼い者らを助ける。数千年の歴史を持つ中華文明の教える、仁・義・礼・智・信という栄光の伝統を継承せよという教育です。社会主義的な憧れを抱いたまま日本に着いた私は、税関に入るやいなや、美しく整えられた環境に感動し、早足で忙しそうでありながら他人に礼儀正しい人々に感動しました。


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