自分の葬式を体験　生前葬が日本で人気 (2)

多くの人が寿衣を着て棺に入るだけでなく、未来の葬式での自分の姿を見るために楽しそうに写真まで撮る。

死の瞬間を体験した後、自分の体に白い布をかけ、最期にスタッフが棺のふたを閉める。

このイベントの参加者はここ数年で5000人に上り、男性女性問わず流行している。約50社が競争し、棺メーカーは棺カタログまで作成している。

死を身近に体験

「葬式体験」への参加動機は様々だが、「死」や「葬式」を深く考えており、体験者は「親も年をとったから入棺体験に参加して終活を学んで欲しい」「親の葬式を終えたばかりで、死後に棺に入った感覚を体験したいと思った」などと話している。

「葬式体験』に参加した感想について、ある体験者は「自分が棺に入ったときに別の世界にいるような感じがした」と語った。また、多くの体験者が心地よく落ち着いた気分になったと話し、3分程度しか中にいなかったが長く感じたようである。

「チャイナネット」 2014年11月17日