中国衛生・計画出産委員会、公安部(省)、税関総署、国家質量監督検験検疫総局、民用航空局、中医薬管理局の6部門はこのほど、5つの合同監督指導チームを立ち上げ、各チームを北京・江蘇・浙江・上海・広東5省(直轄市)に派遣した。これらの指導チームは、重点場所や重点企業におけるエボラ出血熱の発生拡大を防ぐ対策業務に関し、共同で検査、監督を実施した。
監督指導チームは、以下の通り提案した。
各部門は、合同予防コントロール体制を敷き、その効果を存分に発揮し、情報共有システムをより完備することで、効果的な管理を実現するよう尽力すべきだ。予防・コントロール措置を中心に、国内外の情勢を結びつけ、さまざまな状況に応じて、さらに細分化された予防コントロール試案や処置試案を構築し、報告、患者搬送、患者受入などの各作業を万全に行う必要がある。また、医療機関における患者のモニタリングを強化し、病例診断や治療を万全に行わなければならない。組織内の縦の連携を強化し、エボラ出血熱の研究、検査・計測、スタッフトレーニングなどの関連作業を引き続きしっかり行い、効果的な予防業務の遂行を目指す必要がある。
質量監督検験検疫総局によると、8月1日から26日まで、全国各出入国検査検疫部門は、エボラ出血熱発生国からの入国者累計5855人に対して検査を行ったという。感染が拡大するにつれ、同局はさらなる措置を講じ、海外、移動中、出入国検査場という3重の防衛ラインを張り、25カ所で予防コントロール措置を強化し、頑丈なバリアによって疫病の国内流入をシャットアウトするよう努めている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年8月28日