北京市に本店を置く北京ダックのレストランチェーン「全聚德」がこのほど、創業150周年を迎えた。また、中国初の北京ダックの展示館「全聚德展覧館」が全聚德の和平門店7階でオープン。清代(1644-1912年)末に発行されていた北京ダックの引換券や中華民国時代(1912-49年)の広告など、500点余りが展示されている。新京報が報じた。
全聚德で北京ダックを食べると、会計後に店員より記念カードが手渡され、それには今回の食事に用いたアヒルが全聚徳で提供された何羽目のアヒルであるかの数字が記されている。今月2日に行われた150周年の記念セレモニーでは、コックが「1億9600万羽目」の北京ダックを調理した。
この数をどのように計算しているかに関して、全聚德の関連の責任者は、「主に、今調べることができる販売データや過去の資料に記載されている情報に基づいて計算している。あくまでも象徴的な数値」としている。
1000平方メートルの北京ダック展示館には、4つのブースがあり、品物や写真、資料など約500点が展示されている。展示されているのは、清末に発行されていた北京ダックの引換券や中華民国時代の広告、メニューなど。毎週火曜日から日曜日の午前10時から午後6時まで、無料で開放されている。
展示品に関して、全聚德の関連の責任者は、「これは、以前のスタッフやお客さまなどから集めたもの。主に、2008年6月に中国無形文化遺産に登録された当店の調理法や2000年以上の歴史を持つアヒルの飼育やそれを食する文化を展示している」と紹介している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月8日