17日は20回目の「世界砂漠化・干ばつ対処の日」だ。今年のテーマは「生態システムを拠り所に気候変動に適応する」というもので、中国のテーマは「砂漠を緑化し、中国を美しくする」である。新華社が伝えた。
中国は世界で砂漠化の面積が最大、発生率が最高の国の一つだ。砂漠化した土地は国土面積の27%を占め、每年の直接の経済的損失は1200億元(約1兆9633億円)以上にのぼる。1978年以来、中国は三北防護林プロジェクト、全国砂漠対策プロジェクト、北京・天津風沙源整備、退耕還林還草(耕地をつぶして元の林地や草原に戻すこと)といった一連の重要な生態プロジェクトの実施を開始し、こうした国家級プロジェクトが砂漠化防止対策に重要な役割を果たしている。
専門家によると、砂漠化と砂漠化拡大においては様々な人為的、気候的要因がそれぞれ異なる程度で存在しており、中国の砂漠化の原状と対策は厳しい状況に直面している。社会全体が協力して努力し、我々の故郷を守る必要がある。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年6月17日