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調理師やレンガ職人は保証なしにオーストラリアに移住可

人民網日本語版 2014年06月12日08:14
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2013年8月、山東省済南市孝里鎮東庄で、オーストラリアで溶接工として働く息子の生活について説明する住民。現地では100人近くが溶接技術を拠り所にオーストラリアの永住権を獲得している。

オーストラリアの移民・辺境保護省の副大臣はこのほど、7月1日から同国の移民政策を調整すると発表した。調理師、レンガ職人、瓦職人を「技術職業リスト」に取り入れる。これは、この3業種の外国人は雇用主の保証なしに独立の技術移民となることができることを意味する。新華社が伝えた。

インタビューに応じた専門家は10日、該当の職業が独立技術移民のリスト対象になったことは、該当者が雇用主の保証なしで独立で申請可能なことを意味するが、申請が成功するか否かは他の条件にもよる。中国の調理師、レンガ職人、瓦職人についてはオーストラリア移住の最大の障害はやはり語学である。同国政府の規定によると、独立技術移民は英語IELTSのリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4項目で6点のスコアをクリアしなければならず、この最低基準が技術を拠り所に移住したいと考える中国人を阻んでいる。

オーストラリアの人口は現在2300万人しかおらず、移民は国が労働力増加を保障し、経済発展を保つ上での重要な手段である。同国政府は自国の労働力構造に基づき、技術移民の数や従事する業界をコントロールしており、その結果移民省が随時「技術職業リスト」を更新している。実際、今回対象となった3つの業界は2012年7月1日に同リストから外されたもので、今回はリスト対象に復活したと言える。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年6月12日

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