最近、「突然死を招く悪習慣ランキング」がネットユーザーの間で話題になっている。「暴飲暴食」「喫煙(受動喫煙を含む)」「座ったまま動かない」などが、突然死のリスクを高める悪しき習慣であると指摘された。驚くべきことに、「排便時に力む」ことも突然死を招く要因で、第2位に入った。西安晩報が伝えた。
「ランキング」を分析した専門家は、「固い便を出す、重たいバケツを運ぶなど、静止した状態から瞬間的に力を入れる動作をすると、血圧が急上昇し、心臓が受ける圧力が激増する。また、血圧が不安定な時には、血管プラークの活動性が高まり、プラークが血管壁から剥がれ落ちやすくなる」と指摘した。
「突然死を招く悪習慣」の第1位が「繁華街で自転車に乗る」であることは、どうしても解せない。ハッセルト大学(ベルギー)の研究者は、自動車、自転車、あるいは徒歩に関わらず、通勤時に車の多い道を通ると、心臓発作を起こすリスクが高まることを発見した。その主な原因は大気汚染という。中でも、自転車通勤者のリスクが最も高い。吸い込む排気ガスの量は、自転車通勤者が最も多く、大気汚染の被害を受ける度合いが最も高いからだ。また、自転車通勤者は、自転車を漕ぐため体力の消費量も多く、血液不足に陥りやすい。これら2つの状況はいずれも、心臓発作を誘発しやすい要因となっている。このほか、ある専門家は、「混雑、渋滞した道を通る時、人は緊張し、イライラしやすくなり、血圧が簡単に上昇する恐れがある」と指摘した。
オフィス族や「オタク」の男女がドキッとさせられる習慣、「座ったまま動かない」もランクインした。専門家は、「長い間座ったままでいると、体内の新陳代謝に異変が生じ、脂肪の代謝に悪影響が及び、酵素の活性が弱まってしまう。すると、血液中の脂肪分やグリセリン脂肪酸の量が増え、血液がドロドロになって血流が悪化、血栓ができやすくなる。血栓が増えると、心臓病のリスクが高まる。『座ったまま動かない』習慣が、病気を招き、さらには死を招く原因にもなり得る」とコメントした。
○突然死を招く悪習慣ランキング
1 繁華街で自転車に乗る
2 排便時に力む
3 お酒やコーヒーの大量摂取
4 鬱々した気持ちをためる
5 暴飲暴食
6 過剰な性生活
7 座ったままで動かない
8 喫煙(受動喫煙を含む)
9 極端に塩辛いものや甘いものの摂取
(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月6日