嫦娥3号、1回目の軌道修正に成功
中国国家国防科技工業局が明らかにしたところによると、北京航天飛行制御センターは北京時間12月2日午後3時50分頃、月探査機「嫦娥3号」の地球から月に向かう遷移軌道における、1回目の途中軌道修正に成功した。人民日報が伝えた。
嫦娥3号を正確に月に接近させ、月周回軌道に乗せるため、制御システムと探査機システムは分析・計算を実施し、嫦娥3号の1回目の途中軌道修正の制御プランを策定した。北京航天飛行制御センターは探査機に制御データを入力し、探査機のブースターを稼働させ、1回目の途中軌道修正を実施した。今回の軌道修正は予定の目標に達した。これは探査機の制御・推進サブシステムが正常に稼働していることを意味し、嫦娥3号が今後の飛行任務を順調に遂行する基礎を固めた。
12月2日16時現在、嫦娥3号は約14時間の安全飛行を維持し、地球から約14万キロ離れた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月3日