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中国初の実験型深海移動作業ステーション 組み立てが完了

 中国船舶重工集団が3日に明らかにしたところによると、中国初の実験型深海移動作業ステーションが組み立てを完了し、調整段階に入っており、近日中にプール内での試験を実施する予定となっている。人民日報が伝えた。

 深海移動作業ステーションは、主に海洋科学調査に用いられ、海洋版の「天宮1号」(宇宙ステーション実験機)と呼ぶことができる。すでに組み立ては完了しており、重量が35トン、海底作業時間が12−18時間、乗員数が6人に達する。中国船舶重工集団702研究所の邱中梁高級エンジニアは、「同プラットフォームの底部には水中ロボットが搭載されている。同プラットフォームが海底に到達すると、船員はロボットを切り離し、遠隔操作で独立航行作業を進めることができる。ロボットは同プラットフォームから最長100メートル離れることができ、作業水深は最大で1500メートルに達し、一部の物体の収集および投入が可能だ」と説明した。

 中国は米・仏・露・日に続き、深海有人潜水技術を把握した5番目の国だ。同研究所の翁震平所長は、「同プラットフォームは現在、主に深海作業ステーションが持つ機能の検証・実演に用いられている。当社は今後、さらに300トン級の実験型深海作業ステーションを建造する。我々の最終目標は、1500トン級・2500トン級の深海移動作業ステーションの建造だ」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年11月4日

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