中国の若者 世界クラスの無人ヘリを開発
無人・小型・低価格・高利便性などのメリットを持つ無人機は、先進国が追い求める寵児となり、軍用・民用分野で大活躍している。
開発のスタートが遅れ、海外からの技術封鎖を受けていることから、中国で世界トップ水準の民間用無人機が独自に開発されるケースは稀だ。
今年5月中旬に開催された第16回中関村科学博覧会で、TD220と名付けられた無人ヘリが登場し、国内外の同業者に衝撃を与えた。TD220は世界初の電気制御同軸無人ヘリで、全長はわずか1.5メートル、機体重量は140キロだ。運搬重量は100キロ、最大飛行速度は時速100キロで、航続時間は5時間、最大高度は4000メートルに達する。TD220は5メートル×5メートルの空間内で自由に離着陸でき、その運搬重量と速度は同レベルの無人機の2倍だ。
実験結果によると、自動飛行、正確なナビゲーション、コンパクトな構造、シンプルな操作などの独自性を持つTD220は、災害救助、送電線巡回、農薬の散布、森林の防火、上空撮影、海洋モニタリングなどに幅広く応用できる。