蛟竜号 7日より第2航行段階の任務を開始
有人潜水艇「蛟竜号」を搭載した母船「向陽紅09号」は8月6日未明(北京時間8月6日夜)、予定通りに第2航行段階の作業区に到着した。現地時間8月7日より、蛟竜号は潜水任務を続行する。8月17日夕方には作業区を離れ、ミクロネシアのポンペイ港で補給を行い、その後は第3航行段階作業区に向かい任務を続ける。人民日報が伝えた。
向陽紅09号は7月19日にアモイ国際クルーズセンターから再出港し、太平洋における蛟竜号の試験的応用航行の第2・3航行段階任務に向かった。
蛟竜号は作業区に到着してから、初めに技術的潜水を行い、潜水艇の深度5000メートルにおける機能を確認する。また沈積物土質力学原位置試験を実施し、その際に大型海底生物を捕獲する。
蛟竜号はその後、応用的潜水を実施する。異なる地形と任務に基づき、沈積物、団塊、大型生物などのサンプルを採集し、海底の団塊や生物の映像を撮影する。また第2航行段階では一般環境調査を実施し、環境ベースラインデータを取得する。
今回の第3航行段階作業区は、中国の西太平洋コバルトリッチクラスト資源専属調査区だ。その海山の高低差は4000メートル弱に達し、海山の基底部の水深は5000メートル以上、山頂は約1400メートルに達する。科学研究者はカメラ、ビデオ、音響地形測量などの手段を利用し、近海底測量およびサンプル収集を実施する。海山区の海底環境データを取得し、大型海底生物の多様性および空間分布に関する調査研究を実施する。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月6日