有人潜水艇「蛟竜号」は10日、南中国海の冷水湧出帯1号区北部で、海底の地質・生態系の探査を目的とする潜水を行った。今回の潜水は、蛟竜号の初の試験的応用航行の第1段階における最後の潜水となり、海底近くでの巡航観察を行った。航行距離は約6.6キロに達し、これまでで最長となった。中国新聞網が伝えた。
蛟竜号は第1段階の任務において、まず南中国海の冷水湧出帯と「蛟竜海山」(海山区の小型の死火山)でそれぞれ4回ずつの潜水を行い、大量の生物・地質サンプルを採集した後、再び冷水湧出帯に戻り、さらに2回の潜水を実施。予定されていた8回を上回る10回の潜水を行った。
蛟竜号はこの後厦門(アモイ)に向かい、第2、第3段階の試験的応用に備えることになる。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月11日
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