携帯電話のネット接続料金 中国は米国の4倍、韓国の20数倍
スマートフォンの普及に伴い、携帯電話によるネット接続が必然的となっている。しかしながら残念なことに、ネット利用者が増加を続ける一方で、通信料金も増加を続けている。調査によると、中国大陸部のユーザーの月平均のネット接続料金は米国の4倍、韓国の20数倍、香港の100倍に達するが、通信速度は外国の半分にも達しないという。中国広播網が伝えた。
北京のOLの朱さんが使用しているのは、中国電信(チャイナ・テレコム)で契約したiPhone5だ。パケット通信量を確保するため、朱さんは毎月の定額プランの他に、500MBのパケット通信量を購入し、200元(約3200円)弱を費やしている。
朱さんは、「私が使っているiPhone5は比較的新しい機種で、通信料が湯水のように使われているのに、通信速度は遅い」と語った。
朱さんの感想は例外的なものではない。中国の通信キャリアはさまざまな定額プランを提供しているが、調査によると中国大陸部のユーザーの月平均のネット接続料金は米国の4倍、韓国の20数倍、香港の百倍に達するが、通信速度は外国の半分にも達しないという。
朱さんは、「学校の友人も海外でiPhone5を使っていたが、中国よりも通信料が割安で、通信速度も速かった。帰国した彼は違和感を覚えているが、やはりこの差は大きいと思う」と述べた。
中国最大のネット企業、テンセントの馬化騰CEOは、「携帯電話でネット接続する多くのユーザーは、月の初めに一気に使ってしまい、月末に節約することが多い」と指摘した。これは一般人のスマホ使用の心理をありのまま反映している。大学生の張さんは、月末にパケット通信量が間もなく上限に達することを伝えるショートメールの通知を受信すると、ネット接続の機能をオフにするという。