中国製スパコンの計算速度が2年半ぶりに世界一に返り咲いた。スーパーコンピューターの性能を比べる専門家のプロジェクト「TOP500」は17日、最新の世界スパコンランキングTOP500を発表した。中国人民解放軍国防科学技術大学が開発した「天河2号」が、33.86PFlopsの計算速度で、世界最速のスパコンになった。
米エネルギー省の研究機関であるオークリッジ国立研究所が開発した「タイタン」は、17.59PFlopsの計算速度で、前回の首位から2位に順位を落とした。専門家は、「天河2号の計算速度は2位の2倍弱に達するため、中国は首位を1年以上キープする可能性がある。今後は、中米日の3カ国のコンピュータが、世界最速のスパコンの座を交代で占めるようになるだろう」と分析した。
同日発表されたランキングでは、米ローレンス・リバモア国立研究所の「セコイア」、理化学研究所の「京」、米アルゴンヌ国立研究所の「ミラ」が、3−5位を占めた。中国の「天河1号」は2010年に首位になったが、今回は10位にランクダウンした。
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