サムスン CMで「iPhoneは時代遅れ」と皮肉る
かつて、ライバル社の製品を「時代遅れ」と皮肉ったアップルだが、今度は自社製品が皮肉の対象にされる番となった。サムスンがこのほど発表した新機種GalaxyS4のテレビCMは、若者たちがサムスン携帯の最新機能を次々と使いこなす一方で、彼らの両親が持っているiPhoneはやや「時代遅れ」に見える、という内容だ。新京報が伝えた。
アップル社は昨年10月にiPad miniを発表して以来、目立った新商品を打ち出していない。今年秋には新型iPhone、iPad、Macを発表する予定だが、大画面スマホは発表しないことを明らかにしている。一方サムスンなどのライバル社はジェスチャー操作、有機ELディスプレイといった新技術を積極的に取り入れている。
サムスンがこのほど公開した新CMの内容は次の通り。
プールサイドで高校卒業パーティが行われている。サムスンの新機種GalaxyS4を持っている若者たちが、ジェスチャー操作やダイナミックな写真撮影、写真転送、TVリモコン機能などを上手に使いこなすのを見て、そばにいる両親たちは、iPhoneを片手にうらやましそうな様子を見せる。
例えば、バーベキューで手が油だらけの時に電話がかかってきても、GalaxyS4なら画面の上で手を振るだけで電話に出ることができる。友達の写真を撮った後、2台のS4を近づけるだけで写真を転送することができる。S4を使えばリビングの外からTVのチャンネルを変えることができる、といった具合だ。
広告の中で、両親たちはiPhoneを片手に「その機能、私達の携帯でも使える?」と子供たちに訊ねるが、iPhoneにはこれらの機能はないことを知る。サムスンはこのCMを通じて、iPhoneはもはや「時代遅れ」とアピールしたいようだ。
アップルもかつて、Macの広告でその他のPCを「時代遅れ」と皮肉ったことがあった。1984年の有名な「1984」コマーシャルでは、「独裁者を倒す」という内容で、当時のコンピュータ大手IBMを皮肉った。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月9日