湖北省などで降雪に伴う雷、気象台「不吉の前兆ではない」
一般的に、雷は蒸し暑い夏によく発生する現象だ。しかし湖北省・安徽省・上海市・江蘇省などの地域では昨夜、「降雪に伴う雷」という珍しい現象が見られた。光明網が伝えた。
珍しい気象現象に、巷では「神の怒りだ、不吉の前兆だ!」などとささやかれている。これについて武漢市気象台の劉火勝氏は「降雪に伴う雷は『雷雪』というれっきとした気象現象。その他の季節と同じく、冬の雷も大気中の放電現象であり、冷たい空気と温かい空気が対流し、冷たい気団が暖かい気団がぶつかりあって起こるものだ。ある地域で冬でも気温が高い場合、他の地域から寒気が流れ込むと気温差が生じて気流が激しくなり、降雪に伴う雷という現象が起こる。『雷雪』ただの気象現象であり、不吉の前兆というのは全く根拠のない話」と語る。
単語解説:雷雪
降雪に伴う雷、又は冬に雷が発生する気象現象を差す。非常に珍しい気象現象で、民間では大吹雪の前兆とも言われている。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月21日