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楽観的な老人より真面目な老人の方が長生き:米大学研究

 大雑把で、何のストレスも無い老人と、真面目・慎重でややストレスを抱える老人。どっちが長生きするのだろうか?米カリフォルニア大学リバーサイド校特別教授のハワード・S・フリードマン博士が行った研究によると、後者の方がより健康的で長生きするという。生命時報がBBCの報道を引用し伝えた。

 この調査が始まったのは1921年。米スタンフォード大学のルイス・ターマン教授が、1500人を対象にライフスタイルと寿命の関係を追跡調査した。教授の死後、フリードマン博士は20年前からこの研究を受け継ぎ、データを更新し、調査を継続した。その結果、楽観的で「何のストレスも無い」、「そんなこと気にしない」が口癖の人ほど短命であることが分かった。

 フリードマン博士は「何事も真面目にやる人は往々にして生活習慣も良好だ。タバコや酒におぼれるといった可能性も低い。また、慎重に事に当たる人は事業でも成功しやすい。事業面での成功も長寿の重要条件となる」と語った。

 中国老年学学界・高齢者心理専門委員会の楊萍秘書長は「この研究結果を見ると、楽観的の意味について改めて考えさせられる。これまで、老人は楽観的で細かいことにこだわらないほうが長生きできると言われてきたが、こだわらないと言っても不真面目でいい加減という意味ではない。高齢者は自己管理能力を身につけ、いくつかの面では真面目にすべきだ。例えば1時間散歩する能力があるなら、怠けて40分で終わらせないようにする。身体に悪いと知りつつ塩辛い食べ物がやめられないなら、あっさりした野菜と一緒に食べるなどだ」と語る。

 高齢者は自分を楽しませ、喜ばせるという面でも「真面目」になるべきだ。一方で人間関係においてはあまり真面目になりすぎるべきではない。腹が立つときは、見方を変えてうれしいことを考える。人と意見が衝突した場合は相手の立場に立って考え、マイナス感情から抜け出すようにする。要するに、精神面から病気が引き起こされないように、心と身体に良いことをするべきだ。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年2月20日 

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