杭州地下鉄 4Gネットでテレビ生中継を実現
【中日対訳】 杭州地下鉄1号線がこのほど正式に開通した。中国中央テレビの記者は地下鉄の車両内から、「皆さんこんにちは。私はワイヤレス技術により、走行中の地下鉄車両内から生中継を行っています。これはテレビの生中継としては初のことで、これまでは想像さえできないことでした。杭州地下鉄は世界に先駆け、4Gネットを敷設した地下鉄です」と生中継した。走行中の地下鉄車両内における4Gネット利用のテレビ生放送は、これが世界初となった。銭江晩報が伝えた。
中国移動(チャイナ・モバイル)杭州分公司の関係者によると、杭州地下鉄1号線は4Gネットを全面的に敷設した世界初の地下鉄で、現在の最大通信速度は40Mbps以上に達する。4G信号は高速通信、少遅延、安定的なネット品質を特徴とし、その通信速度は最大で100Mbpsを上回る。高速運行中でも信号が安定し、通信がスムーズに行われるため、テレビの生中継に適している。4Gネットは幅広い応用の余地があり、将来的にモバイル4G技術に基づく生中継が普及する見通しだ。テレビの生中継はケーブルの制限から脱却し、より高速・自由な手段により現場の画像をテレビ局に伝え、1秒以内のタイムロスで放送できる。近い将来、人々は4G携帯電話を利用し、ニュース動画をアップデートできるようになるかもしれない。これによりニュースの現場生中継が可能となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月11日