中国最長の黄土鉄道トンネル、掘削が完了
中国初のハイレベル重荷重鉄道、中南部鉄道通道の臨県トンネルの掘削が5日に完了した。人民日報海外版が伝えた。
山西省の中南部鉄道通道は、中国初の軸重30トンに達する最長の重荷重鉄道となる(全長は1267キロ)。同鉄道は竣工後、年間輸送能力が2億トンに達し、山西省の石炭を他省に運搬する主要ルートとなる。臨県トンネルは中国最長の黄土鉄道トンネルで、中国鉄建十二局集団が建設を担当。同トンネルの全長は10.6キロに達し、1本のトンネルに2本の線路が引かれる。地形は起伏が激しく、埋積深度は7.5メートルから195メートル。全線にリスクが存在し難易度が高い建設工事とされている。建設業者は国家一級発明特許を取得した「三段七歩流水掘削方法」を使用して黄土トンネルの大規模な掘削を実現し、工事の安全性・品質・進捗を保障。月進135メートルで黄土トンネルの掘進記録を樹立した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月7日