中国人学生、顔認識技術を開発 整形後でも認識可
常連客が店内に入っただけで、店員は常連客の指定席、好きな飲物、好きな音楽を把握できる。このようなカフェがあったら不思議だろう。清華大学コンピュータ学部の大学院生、唐文斌さん率いる研究チームが開発した顔認識技術はこれを可能とする。同研究チームは同技術により、2012年中国ブラックホース大会の決勝戦で優勝した。
唐さんのチームの研究課題は「Face++」顔認識技術。唐さんは「仕組みは複雑で、まずは人の顔がどこに位置するかを調べる。次に、その顔を識別する。最後に、その顔が誰であるかを検索する。その他にも分析機能を提供する。例えばそれは男であるか女であるか、誰に似ているか、年齢は何歳くらいか、どのような表情をしているかなど」と説明した。
化粧や整形により認識不可となるのを防ぐため、唐さんは3D技術を利用し、ほりの深さを調べられるようにした。唐さんは「カメラで人の顔を360度撮影し、3D模型を作り出せば、整形した場合でも認識が可能だ」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月4日