3Dプリンタで自動車作成 道路走行許可はまだ先か (2)
中国では現在、3Dプリンタで作成した自動車の安全性を検証することができない。しかし、たとえ安全性が解決できたとしても、個人が自由に設計でき、自分で出力できる自動車の検査を行うのは大きな難題だ。
また、信頼性も自動車の性能における重要な指標となる。現在の自動車は、肝心な時に事故が起きないように、車両の大まかな形ができた後、様々な環境や複雑な道路状況下で長時間にわたる厳しい走行テストを重ね、安全性を保障している。一方の3Dプリントカーはというと、本物の自動車とはまだまだ大きな隔たりがある。
最後に、自動車が成功を収めるには、市場・価格面などの試練を経なければならないが、3Dプリントカーはこの点がまだ未経験だ。現時点では、「玩具」と呼んだ方が相応しいかもしれない。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月27日