人民元の離岸市場規模を拡大すべく、台湾地区の「中央銀行」は、人民元の1日あたりの両替制限緩和、大陸部中央銀行(中国人民銀行)との継続的な協議のほか、銀行業界に対し台湾実業界に向け、越境貿易決済業務を将来的に香港から台湾に移すよう提唱するなど複数の措置を講じた。台湾紙・聯合報が伝えた。
目標のうち最も注目されるのは、市民の理財と緊密に関係する両替限度額。財政・経済の担当者は、「1日あたりの両替限度額が取り消されれば、市民の大陸部への送金、あるいは財産管理業務の際に数多く決済する手間が解消される」と語る。現在の1日あたりの人民元両替限度額は2万元。台湾地区の「中央銀行」は限度額の全面撤廃を提案したが、結論には至っていない。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年2月24日