青函トンネルも時速200キロ 新幹線、1日1往復限定
【木村聡史】国土交通省は11日、北海道新幹線が青函トンネルを走る時、当初予定の140キロから最高時速を上げ、200キロ以上の高速走行をめざす方針を明らかにした。風圧ですれ違う貨物列車のコンテナがへこむ心配があったが、ダイヤを調整する。走行時間の短縮を求める地元自治体などの要望を考慮した。
北海道新幹線は、青函トンネルを通る新青森?新函館間が2015年度末に開業する予定。高速走行は1日1往復に限定され、18年度からスタートする。11日にあった国交省の有識者会議で方針が了承された。
これまでトンネルを中心とした在来線との共用区間(約82キロ)での最高時速を、在来線特急並みの140キロとしていた。ただ新幹線の最高速度は260キロで、トンネル内もこの速度で走ることができれば、新青森?新函館間の所要時間は57分から39分になる。
asahi.com 2012年12月13日
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