星出さん「最高の4カ月間」 ソユーズ宇宙船で無事帰還
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた星出彰彦飛行士(43)を乗せたソユーズ宇宙船が19日、地上に帰還した。宇宙船は日本時間午前7時26分、ISSから分離され、帰還カプセル(長さ2.1メートル、重さ2.9トン)が同午前10時56分、中央アジア・カザフスタン中部の雪原に着陸した。星出さんは7月15日に打ち上げられて以来の帰還。約125日間のISS滞在を果たした。
カプセルにはユーリー・マレンチェンコ船長(50)、サニータ・ウィリアムズ飛行士(47)も乗っており、スタッフが3人の飛行士を順番に運び出した。星出さんは宇宙服のまま毛布にくるまれた。
気温マイナス10度前後、時折雪もちらつく中で、星出さんは「最高の4カ月間でした。着陸の瞬間まで気が抜けなかった」と話し、現在の心境を聞かれると「寒いっすね」とひと言。医学検査を受けるため、近くの仮設テントに運び込まれた。
asahi.com 2012年11月19日
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