地下鉄の混雑に耐えかねた女性 「ニセのお腹」で妊婦のフリ
ラッシュ時の混み合う地下鉄に耐えかねた女性の張さんは、地下鉄で座席に座るために、妊婦のフリをできる「シリコンのお腹」をインターネットで購入した。同商品を装着して地下鉄に乗った初日、「シリコンのお腹」が剥がれて落ちてしまったため、張さんは品質に問題がある商品として工商当局に通報した。
通報を受けた通州工商分局梨園交工商所は25日、同行為は「生活消費の必要のために購入、商品を使用、またはサービスを受ける」範囲にはあたらないとして、張さんの通報を受理しないことを決定した。
300元で「ニセのお腹」を購入
通州梨園工商所の担当者によると、張さんは通報時、次のように語ったという。張さんは梨園近くに住み、毎日八通線の地下鉄に乗って市内まで出勤する。梨園は利用者が多いため、座れることはほとんどない。先週インターネットで「妊婦のシリコン製のお腹」を売るという記事を見かけたが、この「お腹」を装着すれば本物の妊婦のように見え、バスや地下鉄を利用する時に座席を譲ってもらえるというものだった。張さんは興味を覚え、最終的には300元で購入した。