日本5大銀行グループが14日に発表した2014年3月期決算によると、景気回復およびビジネス環境の改善により、4行の2013年度(2014年3月31日まで)の業績が好転し、純利益が増加した。新華網が伝えた。
好調な証券投資信託事業、堅調な海外販売により、三井住友FGの2013年度の純利益は8353億6000万円に達し、前年度比5.2%増となった。みずほFGも海外顧客および代理店手数料の増加により、純利益が過去最多の6884億2000万円に達し、前年度比22.8%増となった。三菱UFJの純利益は15.5%増の9848億5000万円に、三井住友トラストHDの純利益も2.9%増の1376億8000万円に達した。
りそなHDが発表した2014年3月期決算によると、2013年度の純利益は19.8%減の2206億4000万円となり、5大銀行グループのうち唯一の減少となった。
三菱UFJの2013年度の売上は8.7%増の5兆1800億円、三井住友FGも7.3%増の4兆6400億円となった。みずほ銀行は0.5%増の2兆9300億円、三井住友トラストHDは6.4%増の1兆1900億円となった。
しかし三井住友トラストHD以外の各グループは、2014年度の業績についてネガティブな予想を示した。低金利政策により、これらのグループは、本年度の貸付による収入が減少するとした。りそなHDは2014年度の純利益を32%減の1500億円、三井住友FGは18.6%減の6800億円、みずほFGは20.1%減の5500億円と見込み、三菱UFJは9500億円に落ち込むと予想した。
三井住友トラストHDは、「現在の地価回復の環境の中、当行の不動産事業が安定成長している。この後押しを受け、純利益は9%増の1500億円に達する」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月15日