阿里巴巴(アリババ)グループの決済サービス・支付宝(アリペイ)は22日、海外でのO2O(オンライン・ツー・オフライン)業務に乗り出したことを明らかにした。香港や台湾の多くの店舗で、携帯電話端末を利用したアリペイの「対面式決済サービス機能」が使えるようになるという。「京華時報」が伝えた。
支付宝によると、香港のOK便利店(サークルK)336店舗、卓悦の支店90店舗、ジョルダノのコアビジネスエリア支店、また台湾の統一阪急百貨の台北店舗が同サービスに対応し、バーコードを利用して決済ができるようになったという。また春節(旧正月。今年は1月31日)の後には、韓国などの有名小売チェーンや百貨店などと協力を展開する予定だ。
阿里巴巴小微金服集団国際事業部の梁明俊総監の説明によると、大陸部の観光客がこれらの店舗で買い物して決済する場合、決済金額は当日の外国為替相場に基づいて価格を人民元に換算したもので、支付宝の口座から直接引き落とされるという。
あるデータによると、2013年10月末現在、香港を訪れた大陸部の観光客はのべ3350万人に上り、香港観光市場ではいまや大陸部観光客が最大のお得意さまだ。コンビニエンスストアは観光産業の重要な構成要素であり、モバイル決済の流れに急いで対応することを迫られている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年1月23日