「双十二」販促活動開始 旅行eコマースも参戦
年に一度の「双十二」(12月12日、年末ショッピングデー。ネットショッピングサイト・淘宝がうち出したもの)の販売促進キャンペーンがもうじき始まる。淘宝が発表したキャンペーンプランによると、利用者が携帯電話をショッピング端末として利用するよう誘導することが、今年のテーマになるという。旅行サイト・携程旅行網は12日から、モバイル端末とサイトで1カ月間のキャンペーンを展開し、航空券、ホテル、観光・レジャー商品などほぼすべての商品が対象になるという。旅行サービス電子商取引(eコマース)サイトの芸竜、去◆(口偏に那)児網、同程網、邀遊網なども次々にキャンペーンをうち出し、双十二市場を盛り上げている。「国際商報」が伝えた。
ある業界関係者の分析によると、旅行eコマースサイトは「双十一」(11月11日、独身の日)よりも双十二を重視する。双十一は旅行の閑散期にあたり、祝日などの旅行熱を喚起するような要素もない。だが双十二は年末に近く、クリスマス、正月、春節(旧正月)などのイベントや祝日があり、旅行ニーズが相対的に旺盛になる。大規模なキャンペーンをしかけるのにぴったりの時期だといえる。
携程の湯瀾高級副総裁(シニア副社長)によると、双十二が始まってから、携程は5億元を投入して1カ月のキャンペーンをうち出す予定で、モバイル端末で予約した人はより多くの優遇サービスを受けられる。「全国民向けの旅行イベントをうち出すほか、モバイル戦略を絶えず強化していく」という。
多くの業界関係者が次のような見方を示す。双十二が近づくのに伴い、eコマース企業は「人造節」(国の法定祝日ではなく、民間で作られた祝日・イベントデー)によってより大きな特色あるビジネスの舞台を手に入れ、消費者も実際にさまざまな恩恵を受けている。またスマートフォン(多機能携帯電話)のバージョンアップが進み、eコマースの研究開発投資が拡大するのに伴い、モバイルショッピングサイトが今年のeコマースの各種販売促進活動における最も重要な方法になっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年12月6日