食品管理当局 粉ミルクの生産条件を厳格化
中国国家食品薬品監督管理総局は公式サイトで6日、「企業の乳幼児用粉ミルク生産許可条件の審査細則(2013年版)意見募集稿」を発表し、社会各界からの意見を求めた。人民日報が伝えた。
同意見募集稿は薬品管理を参照にし、乳幼児用粉ミルクの生産企業の生産・管理に対する要求を厳格化した。
同意見募集稿に明記された内容は次の通り。
生乳を原料とする生産企業は、自社の牧場を建設し、生乳の品質安全を確保しなければならない。全脂粉乳・脱脂粉乳を原料とする生産企業は、供給源を自ら管理しなければならない。パッケージングを行う場所と設備しかなく、生産条件が完備されていない場合は、生産許可の審査の対象外となる。乳幼児用粉ミルクもしくはベースパウダーを主要原料とし乳幼児用粉ミルクを生産する場合、乾式工程が完備されていなければ、生産許可の審査の対象外となる。生産用水(洗浄用水を含む)は浄水処理を行い、「中華人民共和国薬典」の精製水品質基準を満たさなければならない(精製水は一般的に、薬品の生産に用いられる)。その他に使用する水は、生活飲用水の衛生基準を満たさなければならない。
同意見募集稿はこのほか、物資サプライヤー評価方法、原料・補助材料の検収規定、不合格原料・補助材料の受け取り拒否・廃棄処分・返品処理の方法などを含む、調達制度を明記した。原料・補助材料を輸入する場合、輸入先の物資サプライヤーと貿易会社の資格証名文書、各ロットの原料品質基準、製品出荷の検査データ・報告、輸出入検査部門の発行する衛生証書(検査報告)を審査する必要がある。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月7日