中国国際航空、エアバス100機調達へ
中国国際航空は8日、「当社の役員会は、当社および関連子会社が計100機のエアバス製航空機を調達し、輸送能力を大幅に拡大することを許可した」と表明した。京華時報が伝えた。
中国国際航空によると、同社はエアバス製航空機の調達を許可すると同時に、6機のエアバスA340を事前に処分する。同社はさらに、子会社の中国国際貨運航空有限公司が8機のボーイングB777-200Fを調達するために、担保を提供する。
フランスの高官が4月に訪中した際、エアバス社は中国航空器材集団公司から60機の航空機を受注した。その価値は少なく見積もっても77億ドルに達すると見られ、中国国際航空の調達分も含まれる。
中国国際航空は近年、航空機調達に巨額の資金を投じている。同社と関連子会社は今年3月上旬、ボーイング社と31機の航空機を調達する計画を結び、総額は47億8000万ドルに達した。この取引により、同社と関連子会社の輸送能力が約20%増加する。
航空機製造大手の市場担当者は、「航空会社が航空機を調達する場合、一般的には5年以降の計画を見据えたものだ。調達数が多い場合、製造メーカーは魅力的な割引価格を提示し、さらに交付時期を前倒しすることがある」と語った。しかし業界関係者は、「中国国際航空は航空市場が低迷している際に、巨額の資金を投じて底値買いしている。輸送力拡大の時期を見誤れば、リスクが発生することになる」と疑問視した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月9日