外貨資金流入の厳重管理へ新措置 外匯局
国家外匯管理局が6日に明らかにしたところによると、外貨の収支によるリスクを予防するため、同局はこのほど通知を出し、外貨資金の流入に対する管理を強化し、国境を越えた資金流動のリスクを予防するよう求めた。同通知は6月1日から施行される。新華社が伝えた。
この通知の名称は「国家外匯管理局の外貨の流入の管理の強化の関連問題に関する通知」で、主な内容として、▽銀行の外貨決済・取引における総合的なポジション管理を強化し、銀行の外貨決済・取引における総合的なポジションの限度額と外貨預金・貸し出しの比率とを連動させること▽輸出入企業の貨物貿易における外貨収支の分類管理を強化し、異常な状況や疑わしい状況がみられる企業に対する検査・審査を強化し、中継貿易における外貨収支に関連した政策を調整すること▽銀行が責任意識を強化し、外貨管理の規定を厳格に執行すること▽外貨管理の審査・検査の取り組みを強化し、モニタリング分析や情報公開を強化すること、などが挙げられる。
昨年9月以降、中国の銀行が代行する外貨決済・取引が7カ月連続で黒字になっている。ある人の分析によると、これは国境を越えた資金流入の規模が反転増加していることを意味し、マクロ経済や金融の安定にとって課題になることが予想されるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月8日