2013年2月22日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:36 Feb 22 2013

中国 世界の工場から世界の投資家へ (3)

 過去60年間、米国は持続的な経常赤字により、世界の成長を支えた。ブレトン・ウッズ体制において、米国の赤字は戦争の打撃を受けた欧州と日本の復興を支えた。反対に、欧州は米国の赤字に資金を提供した。

 欧州諸国(特にフランス)が赤字に対する資金提供の停止を決定し、ブレトン・ウッズ体制が崩壊したが、その経済方式は残された。アジアの経済体は米国の赤字に対して融資を行うという任務を引き受け、同時に米国市場を利用して高度成長を実現した。中国は「ブレトン・ウッズ?」と呼ばれる経済方式の、最新かつ最大の受益者だ。

 世界の成長には不均衡との共存が伴うが、不均衡は常にマクロ経済の歪みを生み、数年間・数十年間に渡り持続される。そのため、次の不均衡との共存が、どのような姿で現れるかが真の問題だ。中国は大規模な経常黒字を取り戻す可能性があり、その場合は米国の融資需要を満たし、世界のその他の国にも十分な融資を行わなければならない。この資本フローが世界金融システムに流れ込み、経済が繁栄を取り戻すのだ。「ブレトン・ウッズ?」において、中国は「世界の工場」から「世界の投資家」に変わる。すべての不均衡と同じく、これは歪みを引き起こすが、長年に渡りその計画を維持することができる。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年2月22日

[1] [2] [3]



大気拷問の咳き込む経済成長パターン

米学者、中国経済は「日本式の不況」に陥ることはない

日本で公費を使った大宴会が少ないのはなぜ?

世界金融戦争が発生した場合、中国はいかに対応すべきか?

日本企業 中日関係悪化で深刻な影響

日本家電の衰退は、中国家電の台頭を意味するわけではない

中国、マネーサプライ急増が意味するものとは?

「中国は世界最大の紙幣印刷機」との見方に専門家が反論

日本、ミャンマーと関係強化へ 東南アジアシフトの予兆か

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
関連記事
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古