出稼ぎ労働者 8割が実家での発展を希望 (2)
実家で勤務する意向はないかという質問に対して、86%は実家での発展を考えたことがあると回答した。出稼ぎ労働者は、実家での勤務の最大のメリットを、「両親の扶養に適している」とした。他にも、「生活コストが低い」、「出身地による差別がない」等がメリットとしてあげられた。
◆給与の他に職業的発展を重視
ホワイトカラーと異なり、基層労働者の転職率は高い。回答者の52%は過去3年間で1−3回転職しており、15%以上は3回以上転職している。彼らは転職を続けることにより、より良い発展の機会をつかもうとしている。出稼ぎ労働者の33%は、過去3年間で1度しか転職していないと回答したが、その他の出稼ぎ労働者と比べて安定的だと言える。
転職率が高い理由の一つとしては、新世代の出稼ぎ労働者は若者が多く、仕事に対する態度が移ろいやすく、異なる職種を試すことで自らに合った仕事を求めようとしていることがあげられる。次に新世代の出稼ぎ労働者は、かつての出稼ぎ労働者のように給与だけを重視していない。彼らは業務環境や生活条件をも重視しており、業務環境や経営者の社員に対する態度を理由に離職することもある。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月26日