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指導者が率先して、中国新政の目玉を際立たせる

 新華社は23、24両日に習近平氏、李克強氏、張徳江氏、兪正声氏の人物像を紹介する特別記事や、そのプライベートや仕事の写真を配信した。今後も「中共新上層部」の人物像を紹介する記事や写真を配信する。これは中国政治の透明度を高めるうえで重要な意義を持つとの認識が一般的だ。中国伝統の「宮廷政治」と決別し、大衆政治へ移行するうえでの一里塚だとの声すらある。(環球時報社説)

 国家指導者はどのような人物なのだろうか。どのような経歴、思想的特徴、そして家族を持つのだろうか。大衆はこれら全てに興味を抱いている。これまで中国政治は指導者のプライベートな情報を強く保護してきた。大衆は噂を通じてしか指導者の私人としての面に近づけなかった。これは指導者と民衆のコミュニケーションにマイナスだ。

 情報の高度の発達によって中国は間違いなく大衆政治の時代に入りつつある。指導者は実際には毎日社会と情報をやり取りしており、その効果は政府全体のイメージと社会的信頼の質に決定的な影響を及ぼす。

 控え目を重んじる中国政治の原則の影響は、至る所に及んでいると言える。だがこの原則は道徳的に万能ではなく、特に大衆の知る権利に抵触すべきではない。指導者の私人としての一部の面は社会に公開しなければならない。

 新指導部は大衆メディアおよび大衆心理を明らかにより明確に理解しており、作風を調整して、時代の潮流に順応し、御する意欲と能力を示している。この1カ月余りの状況は大衆の期待に沿ったものであり続け、作風転換は国家の一層の改革と変化に対する社会の自信を強めた。

 過去の中国には様々な文書があった。だが「習李新政」は指導者が率先して身をもって手本を示すのが最も有効であることを、はっきりと示している。会議や発言のスタイルの変化から8つの規定まで、今回の指導者の情報公開も含めて、いずれも中央最高指導者が始めたことだ。トップの実際の行動が党全体の職務姿勢の転換に及ぼす目に見えない強制力は、どれほど多くの文書を発し、どれほど多くの会議を開いても成しえないものだ。

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