来年の中国のスマホ出荷台数は4割増加 IDC
世界的な市場研究機関のインターネットデータセンター(IDC)が17日に発表した報告によると、2013年には中国全体での携帯電話出荷台数は3億8千万台に達して前年比5%増加し、うちスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)は3億台で同44%増加する見込みという。新華社が伝えた。
IDCの報告によると、来年のスマホの伸びは今年の増加率130%に比べれば鈍化するものの、依然として力強さをみせることが予想される。中でも単価700元以下の各プロバイダー対応タイプのスマホが出荷台数を牽引するとみられる。また13年末には中国のスマホ利用者が5億件を超えることが予想されるという。
IDC中国コンピューターシステム研究部の王吉平・助理総監(総監補佐)によると、16年には中国のスマホ出荷台数が4億3千万台に達し、携帯電話市場全体に占める割合は13年の78.2%から88.3%に上昇する。16年の中国携帯市場は安定的に発展する段階に入り、スマホは一般消費者のモバイル生活のプラットフォームになるとみられるという。
今後は第4世代移動通信規格(4G)が徐々に第3世代移動通信規格(3G)とともに主流になるっていくとみられる。IDCの中国携帯電話市場研究の責任者である閻占孟シニアアナリストは、市場では13年下半期に4G営業許可証が発行されるとの期待が高まっており、ICチップメーカーや端末メーカーも4Gネットワークを支援していることから、4Gネットワークに対応したスマホの占める割合は13年には11%、16年には42.6%に達するとの予測を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年12月18日
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