中央経済工作会議が間もなく開催 財政緩和・金融安定を予想 (2)
中信証券の諸建芳シニアエコノミストは、「来年の財政政策・金融政策は今年の基調を継続し、積極的な財政政策・穏健な金融政策が引き続き実施される。今年の国家の赤字水準は高くなく、安定成長を促すため認可された建設計画が実施を加速する必要があるため、来年の財政政策はより積極的になる。構造的な減税の推進に伴い、国家財政補助の投入規模が拡大され、赤字規模が膨らむため、財政緩和が強化される」と指摘した。
中国社会科学院がこのほど発表した「中国マクロ経済運行報告2012」は、来年の中国経済が今年を上回る業績を達成し、GDP成長率が8.5%に、CPI上昇率が2.4%に達すると予想した。中国経済はさまざまな不利な要素に直面するが、積極的な要素も存在し、これにより経済回復・成長が促される。安定成長を促す政策の積極的な効果、所得分配制度を含む制度改革による拡張効果が現れる。全体的に見て、経済は調整の中で回復の力を徐々に集約し、変動の中で緩慢に上昇する流れを示す。中国社会科学院数量経済・技術研究所の李雪松副所長はこのほど、「来年の中国経済は安定的かつ温和な成長を実現し、GDP成長率が約8.2%に達するだろう」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月14日