ゲーム売上高が2倍に 生き残るのはわずか5% (3)
頑石互動(北京)網絡科技有限公司の呉剛CEOは、昨年や一昨年に携帯電話ゲーム会社が何社上場するかということが話題になっていたが、今では数千万元の利益を上げる会社はすべてM&Aの対象になっている。国内携帯電話ゲーム市場が始まってすぐ、シード選手は消えてしまった、と話す。
数人から数十人の人材がいれば、半年ほどで携帯電話ゲームを開発してネットワークにうち出し、1カ月で1千万元の売上を達成することができる。携帯電話ゲーム産業はこのような魅力に充ち満ちている。
だが現実には残酷な一面もある。ネットワークサービスの奇虎360の陳傑副総裁(副社長)によると、今年上半期には連日新たにネットワークに登場する携帯電話ゲームの数が前年同期の4倍に増えたが、生き残る確率はわずか5%だ。本当に稼げるゲームの数は多くないという。
同じくネットワークサービスの金山網絡の鄒濤副総裁によると、現在の携帯電話ゲーム産業は同質化や模倣のペースがダウンロードゲームやウェブゲームよりもはるかに速い。近いうちに、携帯電話ゲームは選び抜かれたゲームだけが生き残る時代に入るとみられる。携帯電話ゲーム会社は優れたゲームの開発を志さなければ、市場で居場所を確保することができないという。
陳CEOは、携帯電話ゲーム産業では今、投機の対象になるかどうかがより重視されている。だが中国携帯電話ゲーム市場は可能性が非常に大きく、ゲーム利用者の製品に対する期待も高いため、国内の研究開発企業が製品の質を高め、利用者のニーズに応えるために努力することを願うと話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月31日