人気歌手・王錚亮が春晩で歌った「時間はどこへ行ったの?」を聞いて、3年あまりの逃亡生活を続けた容疑者が自首を決心した。 |
2月17日昼ごろ、22歳になった周容疑者は九江派出所に出頭、自首した。彼は、一瞬の出来心から及んだ犯行によって、大きな代価を払うことになってしまったと深く感じ入った。3年あまりの間、本名を隠し、家族との連絡を断った。生き続け、警察の手を逃れるために、身分証の提示を求められない働き口を探し、最も「きつく、苦しく、給料の安い」仕事で生計を立てた。また、逃亡犯であることが発覚しないように、一カ所に長く住むことを避けた。
周容疑者は、自首した後、次のように語った。
両親は還暦を過ぎた。父は身体に障害があるため、母が臨時雇いの仕事で生活費を稼いでいる。逃げ回っていた数年間、両親の面倒を見ることはおろか、毎日毎日自分の犯した罪のためビクビクしながら暮らしていた。祝祭日が来るたびに、実家の両親のことを思い出したが、家に戻る勇気はなかった。心の中は張り裂けんばかりだった。
今ようやく、心の底からホッとしている。味わいながら食事をとることができ、ぐっすり眠れる。もはや各地を転々として逃げ回る必要もない。
これから、自分の犯した過ちを刑務所で十分に反省したい。いつか社会に復帰できたら、世間に溶け込み、身を正して生きて行きたい。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月25日