朝寝坊克服!北京大、北京郵電大で「早起きサークル」結成
「朝起きるのが何よりも苦手な北京大生が一致団結し、早起きし、ちゃんと朝食を食べ、『早朝カード』のポイントをためる」という「偉大なる理想」を実現する目的で、北京大学にこのほど、「起床協会」が結成された。「起床協会」は、早起きして集合し、一緒に朝食を摂ることを呼びかける組織で、朝が苦手な学生の間で評判は上々だ。新京報が伝えた。
○北京大学「起床協会」結成7カ月、SNSサイトに6千人アクセス
北京大学起床協会は、「中国大学起床界のパイオニア」と自称している。前学期に結成されてから現在までに、中国最大のSNS「人人網」の同協会ページにアクセスした人は6300人を上回り、微博(ウェイボー・ミニブログ)のフォロワーは4千人以上に達した。
「北京大学起床協会」の発起人・胡孝楠さんは、北京大学政府管理学院3年に在籍する女子学生だ。胡さんは、「私は朝、いつまでも寝ていられる。午前中に授業が無い時は、お昼頃まで寝ている」と話す。今年3月25日、彼女がやっと目覚めたのは午前11時半ごろだった。授業に出かけた人や図書館に行った人など、同級生は全員、まともな午前中を過ごしていた。「このままではいけない!」と、彼女は目覚めて背筋を正し、「人人網」に「北京大学起床協会」公式ページを開設、会員募集の投稿をした。
胡さんの投稿は、朝が苦手な学生の関心を集め、100件を上回るスレッドが立った。
胡さんは、「興味半分の同級生がほとんどだったが、本当に早起きしたいと想い協会の活動に参加し続けた人も20人ほどいた」と語った。
○北京郵電大学:男女学生による相互「モーニング・コール」を実施
北京郵電大学(北郵)の「起床協会」は、同校公共管理学院2年生の女子学生・張さんと2人のルームメイトが結成、張さんが会長を務めている。
張さんは6日、「上海交通大学起床協会からヒントを得て、同協会を結成した。北郵のゲーム好きの男子学生は、しょっちゅう徹夜しているため、朝起きられず、午前中の授業に全く出られない人もいる」と話した。
このような状況から、張さんは起床協会結成の必要性を感じた。今月4日、張さんとルームメイトは、「人人網」に起床協会公式ページを開設し、朝起きるのにモーニング・コールが必要な人は、希望の起床時間を知らせるよう、学生に呼びかけた。
6日夜時点での大まかな統計によると、張さんらは80件以上のモーニング・コール申込みを受け取った。全体的に見て、男子学生が多かった。
北郵起床協会の「人人網」公式ページの日記によると、協会は、男女学生会員の情報を整理し、会員同士のペアを作り、ペアになった男女会員が、2週間ごとに交代で相手にモーニング・コールをするというやり方を実施するという。協会は、男女会員のプライベート厳守を徹底し、「ツンデレ風」や「駄々っ子風」など、ユニークな各種「モーニング・コール」を試みる方針だ。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月7日