四川の宝石店、3Dプリンタで世界に1つだけのアクセサリー
四川の宝石店、3Dプリンタで世界に1つだけのアクセサリー |
四川省成都市にある宝石店が、アクセサリーを3Dデザインし、3Dプリンタでモデルを出力するサービスを打ち出し話題となっている。中国新聞網が報じた。
同店の責任者である蒋倩さんによると、顧客は自分でデザインしたアクセサリーなどを、3Dプリンタで出力し、デザインを確認することができる。蒋さんは「当社には3Dのアクセサリーをデザインするプラットホームがあり、世界中にあるほとんどのアクセサリーデザインをカバーしている。顧客は、自分の好みに基づいてデザインすることができる。成都市では現在、3Dプリントや3Dデザインができる所は他にない」とし、「顧客はデザインする時に、自分の好きな要素を盛り込むことができ、熱い思いの詰まったアクセサリーをつくることができる」と語る。
旧暦の7月7日に当たる13日は、中国伝統の「バレンタインデー」とも言われる「七夕」。この日に、配偶者や恋人に、アクセサリーをプレゼントするという人も多い。ここ数日、猛烈な暑さに襲われている成都市だが、市内の各宝石店は、プレゼントを選ぶ人でにぎわっている。
この3Dプリントサービスは、結婚を予定しているカップルにも人気を博している。デザイナーのサポートの下、指輪のデザインをしていた同市の王さんは、「いろんな店を見たが、どこの指輪も似たり寄ったり。ちょっと特別な指輪を買って彼女にプレゼントし、プロポーズしたいと思っていた」とし、「彼女はバラが好きなので、指輪の内側にバラの要素を盛り込み、その横に彼女の名前が刻まれている。この指輪は、世界に1つだけ」と目を輝かせた。
また、彼氏と付き合って4年になるという陳さんも、彼氏と共にこの技術を使って、結婚指輪を作る予定といい、「自分でデザインしたものを3Dプリントでき、出来具合を自分の目で確認できる。指輪には自分達の指紋も刻めると聞いた。これで作った結婚指輪は、世界で1つだけ」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年8月13日