3Dプリンタでアヒルの義足を作成
入れ歯、人工骨からプラスチックガンに至るまで、3Dプリンタ技術の様々な応用例が人々を驚かせているが、米国のある動物保護施設はこのほど、同技術を駆使してアヒルの義足を作成した。生まれつき左足に障害があるこのアヒル、バターカップは、義足のおかげで生まれて初めて普通に歩くことができるようになった。中国日報網が海外メディアの報道を引用して伝えた。
バターカップの左足は生まれつき反対方向に生えていたため、歩行が困難で、無理やり歩こうとすると足が痛み、炎症を起こしたこともあった。アヒルにとって足の炎症は致命傷になりうる。
保護施設代表のマイク・ゲイリー氏は、このかわいそうなアヒルに何かしてあげたいと考えた。そこで今年2月、バターカップの左足を切断した後、ゲイリー氏は3Dプリンタ企業Novacopyと協力し、軟らかい素材のシリコンを使って義足を制作することにした。
現地時間7月1日、義足をつけ、元気に歩き回るバターカップの動画がネット上で公開され、高い注目を集めた。動画の中でバターカップは多少ふらつきながらも、普通のアヒルと同じように歩き回り、元気な様子を見せた。(編集SN)