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気象専門家の予測:「中国の高温天気は15日か16日まで」

 気象専門家は8日、中国科学技術協会の主催による研究者・メディア交流会において、「都市化の進行に伴い、都市に高温天気が発生しやすくなっている。また、都市の『ヒートアイランド現象』も、高温天気をより深刻なものにしている」と指摘した。研究者は、最近続いている高温・干ばつ天気について、「8月15日か16日ごろが気温の変わり目となり、高温天気は終わる見込みだ」との結論を出した。中国新聞網が伝えた。

 中国気象科学研究院の端義宏・院長は、「南方の高温天気は、かなり長期間続いており、過去の観測記録を続々と塗り替えている」と指摘した。7月、史上最高気温を記録した気象観測所は、中国国内で100カ所を上回った。これらは主に、江蘇、上海、浙江、重慶、新疆の各地に分布、16省・市を網羅した。39カ所の気象モニタリングポイントでも、史上最高気温を更新した。

 端院長は、都市の気象災害に注目する理由について、「中国では都市化が急速に進んでいる。昨年末の時点で、中国の都市化率は52.57%に達した。異常な気象変化を含む都市災害への対策が不十分ならば、社会の危機が誘発され、さらには、公共の安全にも悪影響が及ぶ恐れがある」と語った。

 中国気象局国家気候センターの姜トウ・首席研究員は、「気象災害そのものは、中国だけに見られる訳ではない。世界各国どこでも同じだ」と指摘した。国内の研究者はこのほど、中国における気象災害の新たな特徴について、発生頻度が高くなっていることと、一部地域の干ばつが深刻化していることの2点を挙げた。「ヒートアイランド現象」は、熱い地域、雨の多い地域、乾燥した地域、霧の多い地域、湿度の高い地域を含む、あらゆる場所で発生し得る都市気象災害となっている。

 来年、再来年はさらに暑くなるのだろうか?研究者・メディア交流会に出席した気象専門家は、「これは、気候の問題であり、天気の問題ではない。予測は非常に難しく、さらに掘り下げた研究が必要だ」との見方を示した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年8月9日


中国、猛烈な暑さ

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