広州、72時間のノービザ滞在始まる
広東省広州白雲国際空港では8月1日より、欧米や日本など45カ国の旅客に対して72時間のノービザ滞在が認められるようになった。同日早朝6時、中国南方航空のCZ306便が同空港に到着し、同政策を初めて利用するニュージーランドの夫婦が広州市に足を踏み入れた。広州は北京、上海に次ぎ、ノービザ滞在を認める中国で3番目の都市となった。人民日報が報じた。
同政策の対象国となっている45カ国の国民は、同空港から入国し、広東省内で滞在したい場合、滞在時間が72時間以内であれば、搭乗手続きをする際に航空会社で同政策利用の手続きを行うことができる。
広州に来たのは初めてというブラウンさん(85)は、同市に3日間滞在してから英ロンドンに向かう予定だ。ブラウンさんは元々、シンガポールで乗り継ぎをする予定だったものの、現地の旅行代理店で「72時間ノービザ滞在」の政策を知り、予定を変更した。広州滞在中は、市内を流れる珠江をクルージングしながら夜景を楽しむツアーに参加したり、野生動物園でホワイトタイガーを見たりする計画だという。
同政策の実施に伴い、広東省は同空港で乗り継ぎをする海外からの旅行者が今年、のべ100万人を突破すると見込んでいる。また、同空港の国際線の総数は2015年までに125便以上に達し、同空港で乗り継ぎをする海外からの旅行者はのべ150万人にまで増加する見込みだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年8月2日