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話題の青春映画が離婚の引き金に 愛のない婚姻に嫌気=南京

 中国の人気女優・趙薇(ヴィッキー・チャオ)の初監督作品「致我們終将逝去的青春」(So Young)は先月26日に封切されて以降、興行収入が5億元(約80億円、7日時点)を超えるなど大ヒットを記録している。ただ、見る人によって、感じ方も異なるようで、結婚7年目の夫婦趙青さんと李虹さんはなんと、映画を見終わった後、既に愛の冷めてしまった二人の関係に終止符を打つことを決意したという。そんな2人は、両親のショックを最小限にしようと、財産分与や子供の親権などを記した合意書を作成し、公証処(公証役場)に認証まで求めたという。揚子晩報が報じた。

 80年代生まれの李さん夫婦には6歳の息子がいる。ただ、愛の冷めてしまった夫婦関係に心を悩ませながら、なんとか生活する状況が続いていた。なぜなら、2人は両親の援助で購入した家に住み、息子ももうすぐ小学校に入学する。それに、どちらかが浮気したわけでもなく、子供や両親に大きなショックを与えるのを恐れ、離婚を言い出す事もなかったからだ。離婚がもたらす影響はあまりにも大きすぎるのだ。

 ただ、そんな2人も映画館で「So Young」を見てからは心の中に眠っていた何かのスイッチがオンになったかのように感じ、このままただ漠然と人生を過ごしてはいけないと帰宅後、離婚について話し合ったという。離婚することに関しては両者に異議はなかったものの、両親への影響を考慮し、家の処理の仕方や子供の親権、離婚後の春節(旧正月)などの祝い方などを記した合意書を作成し、両家の両親にも詳細を説明し、規定を定めた。そして、合意書の効力を確かなものにするため、2人は翌朝、公証処に行き、認証を求めた。

 しかし、公証人は合意書を見てナンセンスと一蹴。「どうして離婚するのか」と尋ねた。それに対して、趙さんは、「結婚生活があまりに平凡だった。映画を見た後、今の生活に向かい合い、新しい生活スタイルを選択する勇気がわいてきた」と答えた。離婚の理由が「映画」だったことに、同公証人もあ然とし、衝動的にならずに、再考するよう勧めたという。それでも、2人の意志は断固として変わらず、「どうしても離婚したいので、この合意書の認証を行ってほしい」と頼んだ。それに対し、公証人もやむを得ず、「このような合意書に認証は必要ない。直接民政部門に行って離婚の申請をし、合意書は同部門が確認するだけでいい」と伝えると、2人は結婚証明書を持って黙り込み、その後、申し合わせたかのようにそれを破ったという。この一部始終の目撃者となった同公証人は、開いた口がふさがらず、黙って2人が立ち去るのを見るしかなかったという。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年5月9日

【関連報道】映画「致我們終将逝去的青春」

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