中国の卒業シーズン 大学生活に後悔する学生も
大学四年生はキャンパスライフの最後の1年であり、卒業後はクラスメートと袂を分かち、それぞれの職場に向かうことになる。大学生たちはこのとき、知らぬ間に多くの心残りができていたことに気づくだろう。もっと勉強をしておけば良かった、恋愛をしておけば良かった、実習に積極的に参加すべきだった、と。長沙晩報が伝えた。
◆もっと勉強しておけば……
「卒業を控えた大学四年生だが、社会に出て職探しをする際に苦労を感じている。大学で真面目に勉強しなかったことを後悔している」、「卒業間近になっても職が見つからず、大学で真面目に勉強しなかったことを初めて後悔した」といった意見が掲示板・SNSサイトでよく見られ、書き込みが相次いでいる。
湖南文理学院の法学部に通う周麗さんは、「一日に数課目だけで、終末も授業がない。試験は重要な所だけを勉強し、60点を取れば合格だ。中学・高校と比べ、大学はまるで天国のようだ。テストの圧力がないのだから、誰も真面目に学習しようとしない」と語った。普段は授業に出ても講義を聞かず、試験前に徹夜で復習し、60点の合格ラインぎりぎりの点数に達する。これが彼女の学習法だ。卒業を控え職探しの壁にぶつかった彼女は、成績は企業が重視する人材の基準であることを意識した。彼女は苦しみ、学習時間を浪費したことを後悔し始めた。
◆資格をもっと取得しておけば……
今年6月に卒業を予定している長沙市の曹凱さんは、4年間のキャンパスライフで資格を取得しなかったことを悔やんでいる。「教員資格や会計などの仕事に役立つ資格や、英語6級などを取得しておけば良かった。私にとっては英語4級合格が限界で、英語6級の受験を諦めた。その結果、6級の合格証書がなかったことで、就職を希望していた企業から不採用通知を受けた」