中国の卒業シーズン 大学生活に後悔する学生も (2)
あるネットユーザーは中国検索最大手・百度の運営する掲示板で、「大学4年生にもなって、まだ英語6級を受験しているのか?」と書き込み、激しい反発を招いた。他にも、「履歴書は空白だが、今さら受験する気にもなれない」という書き込みがあった。資格を取得しなかったことを後悔している人が、これに続き書き込みを増やしていった。
◆もっと遊んでおけばよかった……
「大学でやっておくべきだったと後悔していることは何ですか?」某SNSサイトで、このような質問に約200件の回答が寄せられた。「もっと遊んでおけば」は、多くのネットユーザーの心残りとなった。
企業から内定をもらい、間もなく湖南大学を卒業しようとしている李鵬さんは、「4年間のキャンパスライフは、学生寮にこもり勉強しネットサーフィンをするだけだった。真面目に学習した甲斐があり良い職を見つけられたが、あちこちを旅したことのある同級生が羨ましくなってきた。就職が決まってから、大学がどれほど自由で、時間にどれほどの余裕があったかを初めて自覚した。この時間を利用して旅行に行っておけばよかった」と後悔した。
大学の教員は、卒業を控えながら後悔している学生に対して、「やけくそになっても悪性の循環に陥るばかりだ。今から努力することこそが、賢い選択だ。今からでも遅くはない。最後の勉強のチャンスを利用し、できるだけ多くのことを学び、就職後に備えるべきだ」とアドバイスした。
この「励ましのエール」は多くの学生を感動させ、「もっと早く見ておけばよかった、まるで頬を張り付けられたかのような衝撃だ」、「痛いところを突かれたな。さぁ、図書館に行こう!」などのコメントが寄せられた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月28日