巳年は立春がなく「春がない」ので不吉 (2)
一方、多くの若者は「やもめ年」に関して理性的な態度を示す。いつ結婚するかは、カップルの気持ちや経済的情況など、客観的な要素を考慮に入れなければならず、迷信に振り回される必要はないと考えているのだ。幸福な結婚生活は、夫婦が肩を並べて努力して家庭を築き、愛を育み続けるかにかかっている。
さらに、「『やもめ年』を信じている人は、結婚という大きな一歩を、気持ち的にもベストの状態で踏み出したいとの思いからそうなっているだけ。迷信的だとか、愚かだとか批判的になったり、軽蔑したりする必要は全くない。他の人の選択権を尊重できる社会こそ、成熟した社会」との見方もある。
巳年は赤が不吉?
2013年に入ってから、「旧暦の巳年は『火蛇年』で、赤い服を着るのは不吉」といううわさが中国のネット上などで広がっている。「2013年が厄年の人も(中国には厄年の人は赤い服などを身につける習慣がある)赤の服やベルト、靴下などは不吉なので買ってはいけない」とするネット ユーザーもいる。
一方、専門家らは、「2013年は干支の『癸巳年(みずのとみ・きし)』。『癸』は十干(じっかん)を指し、五行で水、方位で見ると北方、色は黒が縁起がいい。一方、『巳』は十二支を指し、東南が縁起がいい。2013年は実際には『水蛇年』」とし、「実際には、このような考えは神秘的な中国の伝統文化からきており、縁起を求めるだけならいいが、気にしすぎるのは良くない」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月7日