川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムで餅つき大会 日本 (2)
餅つき大会が行われた4日は、同博物館の2013年最初の営業日で、予約チケット2000枚は一瞬で完売。今年の冬一番の寒さとなったものの、会場となった屋上「はらっぱ」は熱気であふれ、大賑わいとなった。
子供たちは、ドラえもんがプリントされたはっぴを着て、スタッフらと「よいしょ、よいしょ」と、きねを力強く振り下ろして、餅つきを楽しんだ。両親と一緒に名古屋から駆け付けたという大沢琴子ちゃん(7)は、「ドラえもんは全巻持っている。ずっと博物館に来たかった」と笑顔。一方、東京から来たという男性・田村さんは、きねを持って餅をつく息子の写真を取りながら、「餅つきは日本の正月を代表する伝統的な行事。子供に体験させるのは意義がある」と語った。
藤子氏の妻・藤本正子さんは、藤子氏が立ち上げた漫画制作会社「藤子プロ」などと協議し、藤子氏が1961年から死去する1996年までの35年にわたって暮らした川崎市内に博物館の設置を決定した。藤子氏はアジアだけでなく、世界で名を馳せ、62歳とういう若さで亡くなった時も、自宅の仕事部屋で鉛筆を握ったままだった。同博物館のスタッフ江野典恵さんは、「大人も子供も楽しめる漫画の世界を作り出し、『作者も読者も楽しい気持ちになれる漫画を書く』という藤子先生の思いを伝えていくのが、同博物館の目的」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年1月7日